「夜行観覧車」 湊かなえ
- Wed
- 21:27
- 書評
父親が被害者で、母親が加害者―。高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と、向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。
TBSで放映中のドラマの原作です。
映画もそうですが、ドラマは特に原作殺しの部分が多いので見ません。
ヨメが友達から借りてきたのでそれを拝借して読んでみました。
以前から書いていますが、湊かなえはデビュー作「告白」で全て出し切ったのではと。
でも、この作品を読んでちょっと考え方を変えようかと。
人はそれぞれの人生を歩んでいますが、それは決して運命ではありません。
変えることは可能なんです。
人生を歩む上で運命的なモノを感じるだけで、それはそれぞれで変えることは可能です。
ですが、一人で変えるのは絶対に無理なことで、他力があってそれは可能になるんです。
というような、哲学的なことを考えてしまいました。
順風満帆な人生を送っている方には無縁な小説です。
そんな方は読まない方が良い。
あと、湊かなえに「ミステリー」を望んでいる方も読まない方が良い。
ドラマも見ない方が良い・・・・と思う。
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