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「未来いそっぷ」 星新一

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『アリとキリギリス』『ウサギとカメ』など、誰でもごぞんじの寓話の世界。語りつがれてきた寓話も、星新一の手にかかると、ビックリ驚く大革命。時代が変れば話も変るとはいえ、古典的な物語をこんなふうに改作してしまっていいものかどうか、ちょっぴり気になりますが―。表題作など、愉しい笑いと痛烈な風刺で別世界へご案内するショート・ショート33編。


星新一作品を読むのは高校生以来かな。
この前、久しぶりに筒井康隆を読んだので懐かしく思い出して読んでみた。

33話のショートショートですが、全く古さを感じさせない作品ばかりで、たった1ページで物語を作れるのは後にも先にも星新一だけでしょう。凄い!
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「町長選挙」 奥田英朗

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町営の診療所しかない都下の離れ小島に赴任することになった、トンデモ精神科医の伊良部。そこは住民の勢力を二分する町長選挙の真っ最中で、なんとか伊良部を自陣営に取り込もうとする住民たちの攻勢に、さすがの伊良部も圧倒されて…なんと引きこもりに!?泣く子も黙る伊良部の暴走が止まらない、絶好調シリーズ第3弾。

天才(?)神経科医:伊良部一郎の第3弾です。
ネット上の書評では「マユミちゃんのキャラが変わった」だとか、「伊良部の存在感が薄い」だとかあるようですが、それでも伊良部は伊良部でマユミはマユミでした。たぶん、シリーズとしては最後だろうと思うので、そういう作品になったのかも。

4編に分かれていますが、「オーナー」は読売のナベツネ、「アンポンマン」はライブドア事件時のホリエモン、「カリスマ稼業」は美魔女女優(たぶん黒木瞳?)をモデルにしています。
そして4話目はオリジナルと勘違いしている読者も多いようですが、地方の町長選で町中を二分にする争い、これはまさに鹿児島県の徳之島がモデルになっていることは間違いありませんwww

3部作を読み終えて、伊良部をトンデモ精神科医ではなく、そういう人間になりたいと思ってしまった。
ここんとこ怒りっぽいもんで・・・・

「空中ブランコ」 奥田英朗

「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か。「邪魔」「無理」「最悪」等の寂れた地方都市で起こるドロドロ劇を書かせたら右に出る作者はいない奥田英朗で...
「イン・ザ・プール」 奥田英朗


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傑作『イン・ザ・プール』から二年。伊良部ふたたび!
ジャンプがうまくいかないサーカス団の団員、先端恐怖症のヤクザ……。精神科医伊良部のもとには今日もおかしな患者たちが訪れる。


イン・ザ・プールが面白かったのでシリーズ第2弾も読んでみた。
にやにやしながら小説を読むのも良いですね。

飛べなくなった空中ブランコ乗り。
尖ったものが苦手な先端恐怖症のヤクザ。
義父である教授のヅラをはがしたくなる医師。
ボールが投げられなくなったプロ野球選手。
過去に書いた小説と同じ小説を書いてしまうのではないかと、気に病む女流作家。

大げさにみえるかも知れないが、心を病むというのは常人には分かりにくいもの。
それをあんな感じで解決していくなんて・・・

まてまて、そもそも解決に力を注いでいるのかさえあやしいwww

結局、心の病は自分で解決するもので、精神科医はそのお手伝いをするだけなんだろうな。

「遭難者」 折原一

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残雪の北アルプスで、若手会社員・笹村雪彦は所属する山岳サークルの登山行で足を踏み外し、滑落死を遂げた。だが山を愛した彼に捧げた追悼集は、死因に疑いをもった母親の行動によって、予想外な内容に…。登山届、現地地図、死体検案書など詳細な記録を収録した2分冊の追悼集に込められた謎とは何か?「―者」ミステリーシリーズ。


折原一の「○○者」シリーズ
今回も叙述トリックに引っかかってやるかと思いながら読み進めました。
もう騙されるのは分かってますから、そのつもりで素直に読んだ方が良いのです。
などと思いながら、実はトリックを暴いてやろうと思う気持ち満々です!

途中で完全に真犯人が分かってしまう。
ははぁ、折原一も「○○者」シリーズには疲れが出てきたのかなぁ・・・・なんて思ってたら全然違ってました(;´Д`)

クッ……ヤラ( ゚∀゚ )レタ!!!


しかし、本作はこれまでの「○○者」シリーズと比べると叙述トリックというよりも普通のミステリーだったと感じました。
伏線が弱いというか・・・らしくないというか・・・・

まあ、単行本では2冊の「追悼集」という変則形での発行でしたので、内容よりもその手法の方に力が削がれたのかな?
長編ではないので、さーっと読むにはちょうど良いのかも。


今のところ「冤罪者」が最高傑作かなぁ・・・

「イン・ザ・プール」 奥田英朗

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「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か。

「邪魔」「無理」「最悪」等の寂れた地方都市で起こるドロドロ劇を書かせたら右に出る作者はいない奥田英朗ですが、こういうユーモアあふれた小説も書けるんだと改めて見直しました。
もしかしてこっちの路線が真骨頂?




精神科医:伊良部一郎が主人公の短編5部作
色んな精神疾患を抱えた患者がやってきます。

「イン・ザ・プール」は、内臓疾患ではないかとの疑いからのストレスで、そのストレス発散のためプールで泳がないと気が済まなくなった出版社勤務の男

「勃ちっぱなし」は、3年前に離婚した妻との激しいHの夢を見た次の日からチンコが勃起したまま納まらない、いわゆる"持続勃起症"のサラリーマン

「コンパニオン」は、モデル事務所に所属し華やかな檜舞台を夢見るが、イベントコンパニオンの仕事しか回ってこない自意識過剰なモデル

「フレンズ」は、メールを送ったら返事が来てないかと心配になり、携帯を忘れたり壊したりしたら連絡が入ってないかと心配になるが、友達はそれほど気にしていない携帯中毒の高校生

「いてもたっても」は、最初は出掛けのたばこの火の始末が気になり、それがガスになり、電気になり・・・・・何度も家に帰って確認するがそれでも気になるフリーライター


なんか、どこにでも転がってそうな問題です。特に携帯中毒の「フレンズ」はね。
このへんは、「邪魔」「無理」「最悪」等の地方都市にありがちなドロドロ劇に通ずるものがあるのかも・・・

で、それぞれが各々の方法で問題を解決していくわけですが、悩み事を自分で解決するってカウンセリングの基本なんですよね。
伊良部は「カウンセリングなんてっ!!」って否定していますけどね。

表紙はドロドロした内容をイメージさせますが、中身を読めば自分のちっぽけな悩みや不安が少しは軽くなるかもよ。

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